こんにちは、カカです。
今日はブラジルのバスの車中でよく起こることについて書こうと思います。バスジャック、とかではないので安心してください。確かにバスジャックされて乗客みんなのスマホが盗られる、というのは市内でも起きていましたが、そういう話ではありません。
ちょっとした食べものの販売
よく見かけるのは食べものの販売。バス会社がしている、のではなく、乗客自らバス車内で自らの商品を売るのです。確かに、一つ店を構えて一つの場所に留まって売るより、売上はいいのかな?と思ったりします。たいていそういう人は、バス料金を一度支払うと、ターミナルでまた別の路線に乗り継ぎ、また他のターミナルで別の路線に乗り継ぎ、という感じで長時間に渡ってバスの中で売り歩いています。
違法なのかな?と思ったりするのですが、売り子は大抵バスの運転手に「入ってもいい?」とアイコンタクトをした上で乗車しているので、暗黙の了解ということなのでしょう。たぶん。販売されるのは安価がものが多く、買う人もいますよ。
「お金をください」とお願いするためのスピーチ
よく見かけます。少し心が痛くなります。「みなさん、お急ぎのところすみません。私の名前は〇〇です。子どもの頃はこの近くの〇〇学校に通っていました。今日はみなさんにお願いをしたく、少しお時間いただきます。僕の妻は今、〇〇という病気で、治療費が〇〇レアル必要です。今日、これまで〇〇レアル集めることができました。あと〇〇レアルが必要です。もし可能であれば、ほんの少しでもいいので助けてもらえませんか。神のご加護を。」という感じ。ものすごく細かいところまで話をしてお願いをします。
このスピーチをした人はどうやらバスの運転手の知り合いだったらしく、お金を払わず乗車しスピーチをしていました。本当によくあることで、子どもと一緒にお願いをする場合もあります。
ブラジルのバスの中で起こること、こんな感じ。貧しい人がいるのが当たり前で、お金を人にお願いする人とよく会うのも事実。うーん。こういう風に心がざわつく時もあります。
おしまい。