ペーパーテストでペンを使う理由。

こんにちは、カカドです。
今日はブラジルのペーパーテストはボールペンを使う、ということについて書きます。

日本語の授業中に生徒と日本語能力試験(JLPT)について話をしていました。その時に、「日本の試験は基本的に鉛筆を使うんだよ」ということを伝えると、なんで?!という反応をされました。ブラジルではボールペンで書きます。授業中も鉛筆やシャーペンではなく、ボールペンを使います。

どうしてボールペンで書くのでしょう?ボールペンは考える限りデメリットが多い気がします。例えば、間違えた回答をした時に消すことができない、というのが一番大きいですよね。その生徒曰く、「先生が採点した後に生徒が回答を変えて『間違ってないよ!』と文句を言わないため。小学生のころから、ボールペン以外使うは禁止と言われていた。」らしいのです。要はズルをしないためですね。確かに、日本ではその考えがそもそもない?ですね。言い方を悪くすると、ズルを最初から疑うのはなんだか嫌な感じがするなぁ、でも公平は守れるなぁ、とも思いました。

こんな感じで日本とブラジルは色々と考え方が違います。例えば、カードとお金。日本では数万円くらい現金を持ち歩いている人、よくいますよね。強盗対策を考えるのではなく、自分が財布を落とした時のリスクを考える人も多いと思います。ブラジルではどちらかというと、強盗が怖いから、「銀行ですぐに止められるカードは持ち歩くけど、お金は持ち歩かない」という人が多くいます。ブラジルで持ち歩くのは10レアル(約250円)で十分です。どこでもカードを使えます。

ペーパーテストでボールペンを使う理由から少し離れましたが、ボールペンを使う理由、こんな感じ。

おしまい。

おまけ


リオデジャネイロの風景。リオデジャネイロにはずる賢さを意味する「マランドラージェン(Malandragem)」を肯定する文化があるらしい。もう少し深掘りをしてみたいです。