【呼び捨てよう】義理の父母も?

こんにちは、カカドです。
今日はブラジルの人の名前の呼び方について書きます。

日本ではじめましての人に会った時、同じくらいの年であっても、まずは「〜さん」と呼びますね。「〜さん」はブラジルで男性に対しての「セニョール(senhor)〜」、女性に対しての「セニョーラ(senhora)〜」、独身女性に対しての「セニョリータ(senhorita)〜」です。「セニョリータ(senhorita)」はあまり聞いたことがないですね。ついつい日本と同じ感覚で「〜さん」とこちらでも呼んでしまいそうになりますが、それは違うらしいので、書いておきます。

ちなみに、「セニョリータ(senhorita)」みたいな言葉に聞き覚えのある人。山Pの『抱いてセニョリータ』の影響でしょうか?これもこの言葉(正確に言うと、スペイン語ですが)からきているようです。

さて。結論から言うと、ブラジルでは、はじめましての人でも呼び捨てにします。「マリナ(Marina)です。」と言われたら、「あ、マリナさんね!」ではなく、「あ、マリナね!」と呼びます。アメリカの映画なんかをたくさん見る人は、その感覚が何となく分かるんじゃないでしょうか。「〜さん」を意味する「セニョール(senhor)〜」は滅多に使いません。きちっとしたお店やホテルぐらいです。仲良くなればなるほどニックネームで呼ぶ、ということに変わりはありませんが、まずは呼び捨てから始まるのです。

お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさんは?

お父さん=パイ(pai)
お母さん=マィン(mãe)
〇〇おじいちゃん=アヴォ(avô)〇〇
〇〇おばあちゃん=アヴァ(avó)〇〇
〇〇おじさん=チオ(tio)〇〇
〇〇おばさん=チア(tia)〇〇

という感じで、おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさんの名前を呼ぶ時は、名前の前にその人の立場をはっきりさせる必要があります。ちなみに、友達の家に遊びに行って、そこに友達のおじさんがいた時も「〇〇おじさん」のように呼ぶことになります。「ここは『〜さん』じゃなくて、友達と同じ立場になりきって呼ぶんだ!」というのが意外だったなぁと覚えています。

では義理のお父さんお母さんは?

ブラジル人と結婚する予定のあるあなた、必見です!日本のように震えながら「お、お父さん」「お、お母さん」と呼ぶのでしょうか?違います。義理のお父さんに対しては「セニョール(senhor)〜」、お母さんに対しては「セニョーラ(senhora)〜」と呼びます。最初に出てきた「〜さん」を意味する言葉ですね。ただ、これも家族によります。私の家族は義理のお父さんお母さんも呼び捨てです。

ブラジルの人の呼び方、こんな感じです。
おしまい。

おまけ


名前とか全く関係がないのですが、親戚のお家に遊びに行った時、臭い靴が好きだという猫が、私の靴に手を突っ込んで嬉しそうでした。複雑です。