【ブラジル風】悪口の言い方その1

こんにちは、カカドです。
今日はブラジルでの悪口の言い方について書こうと思います。日本では学校で悪口を言ったらダメと習い、大人になったらなったで「悪口を言う人は自分に返ってくるよ」という考えが割と浸透していると思います。私も自分で人の悪口をあまり言わないようにしようと思っていましたし(仕事の愚痴は別です!)、悪口を言う雰囲気のある場所はなるべく近寄りたくないなぁと思っていました。でもブラジルはちょっと考え方が違うようです。

ブラジルでは悪いことは吐き出して共有する人が多いように思います。「あいつ本当に○○だなぁ」とか人に対することや、「このお店信じられんくらい提供遅くない?」とか「まじでこの銀行のシステム悪い。さすがブラジルだな」というお店や組織に対することまでいろいろな悪口を言います。良いことも悪いことも両方その場にいる人と共有するみたいです。人に対してでなく、お店に対しての悪口であっても、日本だと少し言いにくいですよね。そのお店を食べログを見て選んでくれた人の悪口を言っているかのようで、気まずい雰囲気になります。でもブラジルでは[お店の悪口]=[お店の悪口]とシンプルに解釈されるので、お店を選んでくれた人の前でも、お店の悪口を言えるみたいです。

ちなみにある人の悪口を言っても別にその人が本当に嫌いで、ということはどうやら少なさそう。「その人のこういう行動が..」という少し限定されているようで、別の日には悪口を言われていた人含めみんな仲良くしています。悪口を言うのはその時のイライラをみんなでスッキリさせて、別の日にはなかったことにする効果もあるのかもしれませんね。

ちなみに悪口の言い方ですが、結構大袈裟に言います。日本語でいうところの「いや、同じ部署の〇〇が、ほんまにあほなんか、話わかってくれんくて」みたいな優しい言い方ではなく、「ピー、同じ部署の〇〇が、ピーでピーでほんまピーだわ」とテレビ番組であれば放送禁止用語になるような悪口をつらつらつらと発します。こういう種類の悪口は使い方が少し難しく、また使用頻度がとても高いので、また別の記事で書きますね。

でも、ブラジルの悪口の言い方、とりあえずはそんな感じ。

おしまい。

おまけ


悪口を含め会話の中心にあるのはビール。ビールの消費量が世界第3位のブラジルでは、飲み会で最初から最後までビールを飲む人も多いです。