【ブラジル風】悪口の言い方その2

こんにちは、カカドです。
今日は引き続きブラジルの悪口の言い方について書きます。どんな場面でどんな風に悪口を言うのかは【ブラジル風】悪口の言い方その1」に書いたので、もしよかったら見てみてください。今日はどんな悪口を言うのかを書いていこうと思います。ブラジルでは悪口を「パラブラオン(palavrão)」と言い、辞書で調べると「下品な言葉」とありました。この「下品な言葉」は悪口を言うときにたくさん使うので、それを紹介していきますね。

こちらに来てからよく「○○って日本語でなんて言うの?」と聞かれるのですが、悪口に関しても同じように質問をされます。ただ、本当に日本語に翻訳しようとしてもなかなかいい訳が見つからない、もしくは日本語で言うと重すぎたり意味をなさないものが多いのです。

少し汚めの言葉も書くので、見たくない人は他の記事へぜひどうぞ!

【特にリオデジャネイロの人が使う】相槌のように出てくる「カラーリョ(Caralho)」

会話には欠かせない「カラーリョ(Caralho)」。男性やリオデジャネイロの人がよく使うイメージです。意味は「男性器」。初っ端からすみません。びっくりした時やイライラした時、すごいと思った時など、感情が昂ったときに使うようです。意味も様々なので、とにかく会話で連発されます。世代で言うと、若い世代〜おじさんくらいがよく使います。

【意味わかって言ってる?】「フィーリョ・ダ・プータ(Filho da Puta)」

これもテストでは絶対に出ないけど、日常会話ではよく出てくる「フィーリョ・ダ・プータ(Filho da Puta)」。意味は「マザーファッカー」だとGoogle先生は言っています。知らんけど。まぁ、「マザーファッカー」、意味はなんとなくわかりますけど、日本語だとどんな言葉なのか感覚か掴めないですよね。使い方としては、びっくりした時やイライラした時、すごいと思った時など、感情が昂ったときに使うようです。上と同じですね。

この間びっくりしたのは「私、街の中心から死ぬほど離れたところに住んでいるんだよね」と少し大袈裟に言ってみると、その言い方に乗ってくれて「あ、あっちのフィーリョ・ダ・プータ(Filho da Puta)の方だよね」と大袈裟に言って返してくれました。悪口でもなんでもない、大袈裟に物事を言いたいときにも使えるようです。でも、それでも「下品な言葉」には変わりありませんので使うときは少し注意しましょう。

【これはなんとなく分かるけど使いたくない】「カゴウ(cagou)」

「カガール(cagar)」は「トイレの大きい方をする」を意味し、「カゴウ(cagou)」それの過去形です。なので、「トイレの大きい方をした」ということになるのですが、日本語風にすると「何かを台無しにした」ということですね。意味は通ずるところもあるけど、そこまで言うか〜?と言う風に思いました。

ブラジルの悪口、こんな感じ。「日本語でなんて言うの?」と聞かれても困るものばかりです。あえて言うのであれば「お前の母ちゃんデベソ」あたりでしょうか。ブラジルで生活をしていると使わない日本語が自然と口から出なくなっていくので、どなたかご存知の方教えてください!

おしまい。

おまけ


「パラブラオン(palavrão)」は「下品な言葉」の意味のほかに「長くて発音の難しい語」の意味もあります。言葉の意味ってこんなにも変わるものなのですね..難しい。