【肯定感が高まる】ブラジル人の褒め方

こんにちは、カカドです。
今日は肯定感が高まるブラジル人の褒め方について書きます。ブラジル人は物事を大袈裟に言う習慣があるなぁとつくづく思うのですが、それは褒める時も同じ。自己肯定感がとても高まるので、ポルトガル語で褒められるのはとても好きです。どんな感じで褒めるのか、書いてみますね。

【その1】褒めるタイミング

褒めるタイミングは常に、です。自分が良いと思った時に必ず口に出して褒めます。また、褒めていないつもりでも、発する言葉がちょっといい感じだったりします。例えば、「仕事は日本語教師をしているよ」と言うと、日本語での返答であれば、「あ、そうなんだ〜!」という感じになります。ですがポルトガル語では、「いいねぇ!すごいねぇ!」言われます。これは[日本語教師がすごい仕事]ということではなく、基本的に相手の情報を聞くときは「いいねぇ!すごいねぇ!」というような反応をしてくれるのです。なので、褒めているつもりでなくても、直訳して意味だけを見ると、褒められているような感じなるのです。

【その2】「一番」を乱用する褒め方

冒頭に書いたように、ブラジル人は何かを表現するときに大袈裟になり、褒める時も同様です。例えばものすごく美味しいもの食べた時、日本語であれば「何これ!めっちゃ美味しい!」と私なら言いますが、ポルトガル語ではどうでしょう?直訳すると「世界で一番美味しい食べ物だね」とか「これまでの人生で食べたものの中で一番美味しい」など、「一番」を乱用するのです。何も大袈裟な、と思いますが、本当に大袈裟なことが多いなと思います。「絶対これよりも美味しいもの、あるでしょ」と言う時でも、「一番」を使ってきます。なので、「一番◯◯」と言われたときには、客観的に一番でない可能性もあるので気をつけましょう。

【その3】自分が褒められたら

「一番なんてそんな嘘が..」と思いますが、この褒める対象が自分になったときはとても嬉しいものです。特にカップル感ではたくさん褒めるのが基本。「世界で一番綺麗」とか「世界で一番愛している」と言い合うのは当たり前。最初は「なんじゃそりゃ」と思いましたが、「あ、これはいい感じの愛情表現なんだ」と徐々に素直に受け止められるようになり、同じレベルの大袈裟度で返すことができるようになりました。

こんな感じで、日本語になると急に相手を褒めるのがちょっと恥ずかしくなってしまいますが、ポルトガル語であればものすごく大袈裟に相手を褒める技を身につけました。

おしまい。

おまけ


自分の愛おしい可愛い人のことをウリ科の野菜の一つ「シュシュ(chuchu)」と呼ぶことがあるのですが、こういうニックネームも愛情表現の一つですね。特にこれが可愛いわけでもないけど、それは置いておきます。