【髪の毛は濡れたまま外出】出かけるためのシャワー

こんにちは、カカドです。
今日はブラジルのシャワーの文化について。私が今一番欲しいもの、それは日本食でも可愛い服でもなく、お風呂です!ブラジルには基本、お風呂がありません。でも、私が住む地域は冬はきちんと10度以下になりますし、秋の今でも最高気温が15度程度と涼しいというよりは寒く感じ、お風呂が恋しくなります。でもお風呂がありません。シャワーを長時間浴びてお風呂の代わりにしています。

でも、だからと言って「ブラジルにお風呂の文化が広まればいいね」というわけではなく、そもそもシャワーに関する考え方が違うよう。

まずは浴びるタイミング。「出かける前」が基本なので、シャワーの目的は出かける前の身支度の一部。もしくは仕事後、リフレッシュのために浴びます。

そして回数。私の地域の人はそんなに暑くないので、1日1回が基本かと思いますが、他の地域では1日2~3回浴びることも。衝撃的だったのは、リオデジャネイロの友達の家に遊びに行った時に、その友達は朝起きてシャワー、犬の散歩をしてシャワー、仕事から帰ってシャワー、寝る前にシャワー。4回!!体、ピカピカになってしまう!もう擦る垢もないよ!と思ってしまいますが、習慣らしいです。

正直シャワーを浴びるだけであればあまり時間はかかりません。5分あれば終わります。問題はその後、髪の毛を乾かすのに時間がかかりますよね。特に私の髪の毛は長くて量が多いので、完璧に乾かそうとすれば20分はかかります。そんなのをシャワー毎にやっていられません。じゃあブラジルではどうするか?答えは「濡れたまま外出する」もしくは「髪は洗わない」です。

全身おしゃれして顔もバッチリメイクして、でも髪の毛は濡れている、みたいな人によく会います。もしくは「冬は2日に1度しか髪の毛は洗わない」みたいな人も。その辺りは楽でいい感じですね。

ちなみにどうしてこんなにシャワーを浴びるかというと、ブラジルの先住民がよく水浴びをしていたことが影響しているみたい。というのも、ブラジルの移民の多くはポルトガルを始めヨーロッパの国出身の人が多いのですが、ヨーロッパではシャワーは数日に1回でもOKと聞いたことがあります。シャワーを浴びるのが好きじゃないので羨ましいです。

おしまい。

おまけ


うちの猫のシャワーは年に1度。猫にとっては毛繕いがシャワーみたいなものです。