こんにちは、カカです。
今日はカルチャーショックについてみようと思います。カルチャーショックと言えば、「うわ、ここの国の人はこんなに明るいんだ」とか「ここはこんな食べ方をするんだ」とか、「文化の違いに良くも悪くもびっくりする」こと、というイメージですかね。「旅行に行ってみてカルチャーショックはありましたか?」と聞かれれば、恐らく「こういうところに驚いたんですよね」みたいな受け答えをする人が多くいると思います。
ただ、カルチャーショックがあったとしても、そのショックは必ずしも持続するわけではなく、時期によって感じ方が違うんだよ、というのを日本語教育能力試験を受ける際に勉強しました。特に在日外国人への日本語教育をする先生達は、言語を教えるだけでなく、生徒が日本社会を理解し順応していくフェーズもサポートしないといけないのです。
【ハネムーン期】みんな違ってみんな良い!!!
異文化に突入して「うぉー!異世界きた!!楽しい!これ美味しい!これも変な味だけどこれはこれでいい!!!」みたいな、ハイテンションの時期。新しい生活への期待が溢れていて、短期間の海外旅行であれば恐らくこの期間中に帰国をするのでは?と思います。
【ショック期】もう、全部いやや。
【ハネムーン期】の時のようなわくわくが薄くなり、現実が見えてくる時期。「この国ならこれができると思ったのに..」のように、失望することが増え、または新しい生活で上手くいかないことが積み重なり焦燥感を感じる時期のようです。海外生活の場合は、「ほんまこの国の人は〇〇やわ。」と新しい文化をステレオタイプ的に、またネガティブに捉えてしまうこともある時期です。自己防衛するような感じですよね。
その後、【回復期】【安定期】と続き、異文化での生活に徐々に心が慣れていることがわかります。これは、海外生活に限らず、新しい場所や新しいスタイルで生活をすることになった時に心がこの動き方をすることが多いようです。
今回どうしてカルチャーショックについて書いたかと言うと、私もブラジルに来て丸々3ヶ月経つくらいの時、どがん!と落ち込みました。多分この【ショック期】にあたるやつです。誰に何を言われたとか、旦那と喧嘩したとか、猫が懐いてくれないとか、そう言うことではなく一人勝手に落ち込みました。後から振り返ってみて、こんなことをストレスに感じていて、それが積もったのかなと思います。
・日本語の先生なのにポルトガル語での説明が上手くいかなかった→自信喪失
・スターウォーズのポルトガル語字幕が理解できなくて、ストーリーに追いつけない(日本語字幕でも多分ややこしいのに..)→自信喪失
・ポルトガル語で言いたいことが言えない→自分をうまく表現できない
・ちょっと太った気がする→自信喪失
・人が家に遊びに来た時になかなか帰ってくれなかった→自分の居場所どこ
この最後に書いた「自分の居場所どこ」でどかん!ときて、落ち込みました。今であれば全て「異文化にいるからしょうがないよね」と言える気がしますが、この時はそう考える余裕もありませんでした。
ちなみにこの落ち込みを乗り越えた方法ですが、この次の日ちょっとしたクラブのような場所でサンバやサルサっぽいダンスを踊りました。サンバは日本で1年ほど、サンバ界で有名な神戸の工藤めぐみ先生のところで習っていたので、少しは踊ることができます。ダンスはいいですね。話さなくても自分をある程度表現できるので、かなりストレスを解消をすることができました。ダンス、もしくは何かしらの音楽はカルチャーショック対策におすすめです。
おしまい。
おまけ