【ポルトガル語】年上との話し方

こんにちは、カカドです。
今日はブラジルでの年上との話し方について。日本では「初めまして」の人に会うと、まず少なくとも丁寧語で話すことが多いと思います。それは相手が年上じゃなかったとしても、いきなりタメ口で話すのは失礼と捉えられることもあるからです。また、相手が年上じゃないと知っても、その人と共に所属している組織やグループの中での先輩・後輩関係があったり、なかなか距離が縮められないからと、なかなか敬語が抜けなかったりすると思います。距離を縮めるって大変だなぁ、敬語って大変だなぁ、そんな悩みを持ったあなたにはポルトガル語をおすすめします。

ポルトガル語では基本的、誰に対しても同じ言葉を使います。それが家族でも、友達でも、年上でも、です。「社会人になる前に敬語を練習しておきましょう」みたいなのはないのです。ポルトガル語に丁寧な言葉がない、という話をしているわけではありません。そういうジャンルはありますし、話す内容や話す時の態度などは人によって若干変わることはあります。でも、基本的には年上と年下、先輩と後輩、という関係というよりは、人と人が対等に会話できるように見えます。

例えば義理のお母さんとの会話は日本語だったらこんな感じ。

私「やっほー。」
義母「おー。元気?何か食べる?」
私「うーん。今はいいや。多分後で食べたくなるかも。」
義母「はーい。ヴィーガンケーキ作ったから置いとくね。」
私「やったー。ありがとう!」

ちなみにこれがヴィーガンタルトとヴィーガンケーキ。隣に住む義理の弟夫婦がヴィーガンなので、よくヴィーガン〇〇を義理のお母さんが作ってくれます。

基本的に、友達に話すのと同じような話し方です。他にも、同じく外国語教師をしている年上の仕事仲間(?)との会話はこんな感じ。

私「こんにちは〜。元気?今日こっちは寒いよ。」
彼「あ、本当に?こっちはまぁまぁかな。最近の授業はどう?」
私「楽しんでいるよ。いろいろノウハウ教えてくれてありがとう!」

年上だから、先輩だから、というより相手との距離感を見て話す内容を変えるようなイメージです。日本は日本で相手への敬意を簡単に払えるので敬語もは好きですが、より距離感が近くなる、ポルトガル語の話し方も結構好きです。言語によって人との付き合い方も変わるので、それも言語を学ぶ面白いところだなーと思いました。

おしまい。

おまけ


こないだの休日にみんな(義父母、義弟とか親戚とか)で食べたご飯。ブラジルの国民食お肉たっぷりフェイジョアーダにヴィーガン料理、そこに私が持ってきたたくあんを載せたのでカオス。でも全部美味しい。