【なぜ?】「ちょっと居留守しよう。」

こんにちは、カカドです。
今日は、身近に感じた貧富の差について。

ある日のことです。
旦那が「ちょっと居留守しよう。お金をもらうために近所の家を順番に回っている人がいるみたいだから。」と言いました。というのも、斜め前の家、隣の家、と順番に訪問しつつ「お金をくれないか」と知らない人が頼み込んでいる声が聞こえたから、と言うのでした。

そんなこともあるんだなぁと思いつつその日は居留守していたのですが、確かにブラジルでは時々「お金をくれないか。」とお願いされることがあります。頼まれる場所、シチュエーションは様々です。例えば、留学時代は大学のカフェにホームレスがきて、お金を人に求めていました。バーに飲みに行くと、バーの前の道で「お願いします、お金をくれませんか。」と求められることがあります。そんな時は1レアル(約20円)を渡すこともあれば、「今、現金を持っていない。」と断ることもあります。断っても特に悪いことが起こることはありません。

留学当初はお金を求められる毎にびっくりしたり、「やめて!」と言わんばかりの顔で断ったりしていたのですが、今思うのが、この人たちにも生活がある、ということです。自分の身の安全を守るために「貧しい人は貧しい人。」と割り切って考えていたのですが、そういえばと振り返った時にこの人も同じクリチバで住んでいるんだと、当たり前のことにハッとした覚えがあります。

日本ではあまり貧富の差というのを感じることは少なかったのですが、クリチバでは割とすぐに現実を見ることになります。ただ、現実を見ていたとしても、自分はこれまではなるべく理解しないようにと避けていたんだなぁと感じました。

おしまい。

おまけ


お金に関連して、激安ワイン。2Lで10レアル(約200円)でした。どこに何の利益が出ているのか..