こんにちは、カカです。
今日はブラジル留学時代に結構困った「今向かっている!」の意味について。
言葉をそのまま直訳してはいけない、という趣旨の記事を前にも書いたような気がしますが、海外に住むと毎日そういう場面に出くわすのではないでしょうか?今回は留学時代に大いに困惑したこの言葉について書きます。
Estou indoという言葉は直訳すると「向かっています」ということなのですが、このまま理解すると痛い目に合います。というのも、「向かう」という感覚が人によって様々なのです。
結構驚いた事例はこんな感じ。
友達Aの家でまったりしている時、他の友達Bにみんなで外食しない?と連絡が。その時はほぼいつでも出られるな格好や状態だったので、「そろそろ行く?」と言うと「そうだね。」と友達A。
少し経って、友達Bから「そろそろいけそう?」と友達Aに連絡が来ていたので、友達Aが「Estou indo」と返信。直訳すると「今向かっているよ!」と友達Aは返信をしたのです。
にも関わらず!
「ちょっとトイレ行ってくるわ。」と友達A。あ、トイレね、と思い気にしていなかったのですが、なかなか出てきません。そして、しまいにはシャワーを浴び始め、彼が出てくるまでに1時間近くかかりました。
結局私たちが家を出たのは「今向かっているよ!」のメッセージを送って1時間以上経ってから。それでも、友達Bはあまり待っていない様子でした。良かった。
「今向かっているよ!」を直訳すると、何となく「あと10分後には着いているのかな」と思ってしまうものですが、結構この言葉は家を出る前に使われます。焦って準備をすることは禁物です。
もちろん、人によりけりで、仕事の時は時間を守るのが普通なのかな、と思いますが、プライベートとなると結構時間感覚が緩いです。
最初は「ポルトガル語の教科書と意味違う..」と困惑しましたが、これをきっかけに言語学習の大切なポイントが何となく分かった気がします。
ちなみに、トイレ(大きい方)したついでにシャワー浴びるわ、と言う感覚は割と一般的なのかも。私の習慣にもなってきました。合理的だと思います。
おしまい。
おまけ