こんにちは、カカです。
今日はも引き続き国際結婚について書きます。「外国人と恋愛」を想像すると、アメリカの映画やドラマを見る限り人前でキスをしたり、ストレートに「愛している」と何回も言っているのを想像する人も多いのではないでしょうか?「外国」というよりアメリカの文化に影響されている部分が多いですもんね。私はブラジル人は1人としか付き合ったことがありませんが、周りのカップルの付き合い方などを見て、「愛情表現が豊か」というのにちょっと疑問を持った部分もあるので書こうと思います。
人前でイチャイチャは義務
義務、というちょっと強めの言葉を使いましたが、私からするとそんな風に見えます。というのも、人前でイチャイチャをしないカップルは「不仲なのでは?」と疑われるからです。他の記事に書いたように、パーティや飲み会はカップルで参加することがほとんど。その場では、基本的に隣の席に座り、時折いちゃつきながら会話に参加します。日本でそんなことをしていると「家帰ってからせぇ」と思われそうですが、ブラジルでは友達がすぐ近くにいても、キスをしたり体を寄せて座ったりします。逆にイチャイチャしていなかったら、周りから仲が悪いのかな?と思われることもあるので、イチャイチャが礼儀のようなものですね。
ポルトガル語で「好き」はとても軽い
日本のカップル間で相手のことが好き!だと思えば「好き」と言いますね。また日本語で「愛している」という言葉はほとんど聞かないし、正直聞くとゾッとして鳥肌が立ってしまうこともあります。「愛している」の言葉の意味が重いから、もしくはなんかしっくりこず字面だけ読んでいるように思えてしまうからです。多分他の言葉で愛情を伝える術があるはず。で、ポルトガル語で愛しているは「チアーモ(Te amo)」。簡単に言う言葉ではありませんが、確実に日本語の「愛している」と「大好き」、両方の意味がある感じですかね。愛情表現をするときはこの言葉を使います。なので、日本語訳をするとどうしても「愛している」になってしまいますが、感覚的には「大好き〜!」くらいです。
言わないと愛情は伝わらない
「最近彼氏が好きって言ってくれたり、褒めてくれないんだよねー」が日本で起こるのはしょうがないと思います。なぜなら、日本だと言わなくても相手に伝わるだろうと思う節が多いからです。でもブラジルではNG!他の記事でも「ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化」について書きましたが、言葉で言わないと相手に伝わらないと言う前提の文化にあるので、愛情表現を言葉以外でしている!と言う言い訳は相手にとって意味をなさないのです。アメリカの映画もそう、言わないといけない、だからたくさんの言葉を使って愛情表現をしているんだろう、と個人的に理解しています。
なので、「外国人との恋愛は愛情表現が多い」はブラジルの場合は正しいかなと思いますが、だからブラジル人が情熱的とかそういうのではなく、「そうしないと伝わらないよ」と言う文化の考え方に基づいているのかなと思いました。
おしまい。
おまけ