こんにちは、カカドです。
今日はブラジルの仕事に関連して、最低賃金の話。ブラジル留学時代は奨学金を日本円で貰っていたので、「ブラジルは日本と比べて物価が安くて暮らしやすい」と感じていたのですが、今ブラジルでブラジルレアルで給料をもらって生活をするようになり、「ブラジルって給料と物価がアンバランスすぎる..!」と感じるようになったの、ちょっと書いてみます。
ブラジルの連邦議会のページを覗くと、「2022年1月時点で1,212レアル」と書かれていました。現時点で1レアルが約25円なので、日本円だと30,300円。これは毎週約40時間(8時間×5日)働く場合の給料です、。「それなら物価が安いのでは？」と思うのですが、正直全くそうではありません。例えばこんな感じ。
[ガソリン] 1L／7.5レアル(187.5円)
[ビール]500ml1杯／10レアル(250円)
[コーラ]1L／5レアル(125円)
[水]1L／2.5レアル(63円)
[ビッグマック]1つ／22レアル(550円)
少し日本円に換算してみます。アルバイトの最低賃金を1,000円として、毎週40時間・毎月176時間働くとすると、貰える給料は176,000円。ブラジルの何倍かというと176,000円÷30,300円で5.8倍です。もしブラジルの物価が日本の物価にも適応されるとするなら、こんな感じ。
[ガソリン] 1L／7.5レアル(187.5円) → 1,088円
[ビール]500ml1杯／10レアル(250円) → 1,450円
[コーラ]1L／5レアル(125円) → 725円
[水]1L／2.5レアル(63円) → 365円
[ビッグマック]1つ／22レアル(550円) → 3,190円
何それ..？どこの観光地？みたいな値段になってしまいます。貰える給料に対して物価が明らかに高いのです。もちろん、この計算の仕方・考え方は合っているとは思わないのですが、物価を考える一つの方法かなと個人的に思います。日本で給料を貰っている人からするとブラジルは物価は安いのですが、ブラジルで給料を貰うとなると急に全てが高く見えてしまいます。怖い。
こういう事情もあって、私の友達は国外へ行って働きたいと希望する人が多いです。確かに、なかなか貯金もできないし、買いたいものも買えない。それは国外に行って勉強して働くか、ブラジルでより給料を貰えるところを狙うか、しか安定した暮らしを続ける方法はないかもしれません。
ただ、ブラジルにもお金を持っている人はたくさんいて、格差があからさまです。だから何というわけではないのですが、こちらに住み始めてやっと気づけてびっくりしたので書いてみました。
おしまい。
おまけ
