こんにちは!カカです。
今日は、ブラジルの公用語・ポルトガル語についてちょっとご紹介。言語によって、学習者によって、言語を学ぶ時にいろんな難しさがあると思いますが、ポルトガル語にももちろん難しい要素があります。
【その1】「私が話す」と「あなたが話す」は動詞が違う!
これ、今でこそだいぶ慣れてきましたがポルトガル語習いたての頃は難しかった。例えば「話す」という動詞を例にとってみます。日本語であれば「私が話す」と「彼が話す」の「話す」は同じ「話す」です。動詞を活用しないといけないのは、「私が話した」とか「私が話しました」とか過去になったり丁寧語になったり、そういう場合ですよね。
ただ、ポルトガル語ではそうも上手くいかず、誰がその行動をしたかによって動詞が活用するのです..。イメージを伝えるのは難しいのですが、多分こんな感じ。
【話す】「私が話す。」「あなたが話しぅ。」「私たちが話し。」「あなたたちが話しぇ。」
【起きる】「私が起きる。」「あなたが起きりぅ。」「私たちが起きり。」「あなたたちが起きりぇ。」
もちろんこれは過去形でも未来形でもありますし、どの動詞にも活用が存在します。言ってしまえば日本語の動詞の4倍、覚えることが多いのです。
【その2】地域によって音も変わる
日本に方言があるように、ブラジルにも方言があります。日本では地域によって単語が変わったりアクセントが異なったり、もちろん地域によっては何を言っているのか分からなくなりますが、ブラジルも同じ現象が起きます。ただ、ブラジルは音自体が変わってしまうことがあり、「教科書で習ったのと違う!」という場面に出くわすことも多くあります。
例えば学校を意味する「escola」という単語。教科書では「エスコーラ」と発音するように習いました。しかし例えばリオデジャネイロの方では「シュクオーラ」のような発音になります。法則を知れば意味は推測できますが、慣れるまで時間がかかります。
【その3】やっぱりRとLの使い分けが難しい..
日本人にとっての課題です。RとLの使い分けが難しいです。このRとLが違うだけでは単語の意味を分かってもらえないこともあります。日本の「らりるれろ」の発音はRとLの中間くらいの発音なので、自分で発音の使い分けを練習する必要がありますし、聞き分ける練習にも時間を費やすことになります。
ポルトガル語の難しいところ、こんな感じです。ただ、ポルトガル語を学習してよかったと思うことの方がもちろんたくさんあるので、そこを書いていきますね!
おしまい。
おまけ