外国人に分かりにくい日本語の音

こんにちは、カカドです。
今日は日本語の発音について書こうと思います。日本語を教えていると、日本人にとっては基本のことでも日本語を学ぶ外国人にとってはかなり難易度の高いことがあります。日本語を教える機会があったらこの辺りに気をつけた方がいいかも!ということを少し書きますね。

【聞こえないのに書くの?】小さい「っ」

言語を学ぶ上で自己紹介をするのは割と最初に学ぶことですよね。その中の「家族を紹介しましょう」で必ず出てくる自分の家族の呼び方。「ちち」「はは」に次いで「おっと」「つま」も最初の方に出てきます。この中で難易度が高いのが「おっと」。「っ」は正確にいうと発音はしないのに、どうして書くのか?とよく聞かれます。確かに「っ」は言わないですが、なぜか「っ」があるときは「っ」があると判断ができますよね。ネイティブ的には、「お」と「と」の間に隙間があるから当たり前かもしれませんが、ブラジル人からすると見分けがつきにくいらしいのです。

「地図」と「チーズ」、「おばさん」と「おばあさん」

小さい「っ」問題と似ているのですが、伸ばす音も難しいらしい。確かに、音の母音を伸ばすだけなので、見分けがつきにくいのもわかるような気もします。文脈で意味が分かっても、自らこの言葉を言うのは難しいようです。

そんな感じ。日本語学習中の人と話をするときは、ネイティブにとって簡単な単語や発音であっても相手にとっては激ムズの可能性もあるので、相手が理解したか気にしつつ話を進めると後々誤解を招かないのでいいと思いました。

おしまい。

おまけ


有名な日本食「カレー」。「カレー」と「かれ(彼)」の違いも意外と分かりにくいらしいです。