こんにちは、カカです。
今日はブラジルで「空気を読む」ことについて。みなさん、手相のKY線って覚えていますか?果たしてZ世代は知っているのか、ちょっと昔のことになるのでなんとなく覚えがあるなぁ..程度でしょうか。生命線と頭脳線が2mm以上離れていたら、その場の「空気(K)が読めない(Y)」傾向があるというのが一時期テレビで話題になったような気がします。
ちなみに私の手相はこんな感じ。右手も左手も綺麗に2本の線の間が1cmくらい空いている、素晴らしきKY線を持っています。KY線が流行った時、自分は空気が読める方だと思っていたので内心結構ショックでした。
さて、「空気を読む」という話に戻ります。ブラジルでは「空気を読む」という言葉こそないものの、「その場の雰囲気を理解してなんとなくそこに合わせて立ち振る舞う」という感覚はあります。みんな人との集まりに慣れているので。ただ、日本でいる時のように「空気を読む」ことをしていると、ブラジル人との集まりでは一言も発さずに終わってしまう、なんてこともあるので空気を読みすぎないようにしましょう。
例えば、飲み会で。日本で飲んでいる時に誰かが発言をしていたら、その人の話を聞いてそこから話題を掘り下げていくようなのが一般的な流れかな、と思いますが、ブラジルはちょっと違います。一人が発言していても急に別の人違う主張をぽーんとしてきたり、いきなり別の話題になったり、流れがよめないし話がコロコロ変わります。仲が良ければ良いほどこの傾向がある気がします。私の感覚からすると、「え、この話もう終わった?」みたいなことがよくあるのです。
正直最初は「もっと人の話聞かないのかな..」と思っていましたが、「人の話を聞く+自分の意見を言う」までがセットらしく、聞くだけだと興味が示せないので、どうしても自分もそれに対して何かしらの話をするのが普通らしいです。なので、空気を読んで読んで読んで「何を言ったらいいかな..」とあれやこれや考えていると、何も発言できず終わることもあるので、勢いよく何か言ってみるといいんじゃないかなと思います。また、それが反対の意見であろうと言うことが大事なので、黙っているのはやめましょう。(特に私)
私は自分の意見を言える感じの空間が「なんかゴチャゴチャしていて嫌だなぁ」と思うこともありましたが、今となっては好きになってきました。オピニオンリーダーみたいな人の雰囲気=その場の空気、ではなく、ブラジルの飲み会だとそういう人がぽこぽこいるような感じです。そっちの方が各々が自分らしくいられるので、ごちゃごちゃだけどまぁこれもいいもんだな。
おしまい。
おまけ